› 大津市の行政書士 こうたん日記 › 2010年07月05日

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Posted by 滋賀咲くブログ at

2010年07月05日

タクシーも「顧客の創造」

あなたのご訪問に感謝です!
普段は基本的にタクシーは使わない
滋賀県大津市で行政書士をしてる中島です。


こんなトピックがありました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100704-00000002-sh_mon-bus_all
「札束を振りかざさないと、タクシーが止まってくれない」。そんな逸話も飛び出すほど、バブル絶頂期に盛隆を極めたタクシー業界。

あれから20年を経て、駅のロータリーでは客待ちをするタクシーの行列がすっかりおなじみの光景に。はたまた霞が関では、国家公務員にビールやおつまみ、商品券などを振る舞う「居酒屋タクシー」なるものまで現れる始末。

そんな苦戦続きのタクシー業界で、ニッチな顧客を狙ったアイディア合戦がおこっている。

 全国子育てタクシー協会は、地域の子育て支援を目的に、2006年から「子育てタクシー」の運行を始めた。乳幼児をともなう外出のサポートや、保護者の代わりに保育園や塾への送迎サービスなど行う。

 同協会の加盟タクシー会社である茂呂運送(東京都)は、2008年9月から会員制サービス「こころタクシー」を開始。

最大の売りは、ドライバーの9割が子育て経験のある女性で、全員が育児実習やマナー講習を修了している。

車内にはチャイルドシートを常備し、授乳用カーテンやオムツ、おもちゃなども用意。ブレーキのかけ方やベビーカーの乗せ降ろしといった対応もきめ細やかで、練馬区を中心とするママたちから好評を得ている。

 高齢者や体の不自由な人が、車いすのまま乗車できる「介護タクシー」の需要が広がっている。これまでは定期的な通院に利用されるケースがほとんどだったが、なかには観光旅行と介護を一体化したサービスも現れた。

関東地方を中心に約140事業者が加盟する「ウィル介護タクシーグループ」(東京都)では、 2009年5月から、大手旅行代理JTBと提携し、介護タクシーで巡る観光サービスを開始。

プランは、東京観光、メロン狩り、アキバ探検などの日帰りから、温泉旅行などの宿泊プランまでバラエティ豊か。いずれもホームヘルパー2級の資格を持ったドライバーが案内するため、車いすでも安心して観光が楽しめる。

 さらには、買物の代行や薬の受け取り、書類の発送などを行う「便利屋タクシー」、ipodを真空管アンプにつなぎ、車内で本格的なジャズが聴ける「ジャズタクシー」、福岡市内のラーメン店をはしごする「らーめんタクシー」、香川県内のうどん店を巡る「うどんタクシー」など、単なる移動手段を超えた特色のあるタクシーは全国的に増加中だ。自宅や会社の近くにある便利なタクシーを探してみては。



「ジャズタクシー」や「介護タクシー」は
何度も聞いたことあります。

でも、他にもいろいろありますね。


単なる移動手段としての乗り物であれば、
あとは、早さ(乗り継ぎの便利さも)と価格。

こうなれば、競争相手は他のタクシーだけでなく、
バスをはじめ、いろんな公共交通機関。


でも、「移動手段」を売るのではなく、「コト」を売る。

そのために特定の顧客に絞り込み、
特定のニーズ・ウォンツに訴えかける。


顧客層とニーズ・ウォンツを特定しているから、
誰に、そしてどこに営業をすればいいかも明確になる。

さらに、ジャズタクシーのように、自分自身が
ジャズが好きで、さらに音響も徹底的にこだわる。

それだけでなく、顧客に合わせた細かなアナログ対応。


ルートもある程度一定するから、地域戦略的にも、
時間的ロスも少ない。

満足して頂ければ、リピーターも付くし、
口コミも広がりやすい。

足を満たすのではなく、心を満たす高付加価値商品。

タクシーも顧客の創造・商品の意味を変える戦略。

そしてランチェスターの商品・客層・地域・営業・顧客戦略。


駅前で待っているだけでは・・・って感じなんですね。


ちなみに、普通の客待ちタクシーでも、
ドライバーが綿密にどの時間帯のどの場所が
乗車する率が高いかなどを、地図に書き込んだりして、
待ち時間を減らし、効率的に乗客している人もいるそうです。

他が面倒臭くてやらないことをやって、
売上を上げているんですね。



今日も読んで頂きありがとうござます!!