2012年11月01日
創業祭に2,000人!地域に愛される「とも栄菓舗」さん
あなたご訪問に感謝です!
今日も美味しい和菓子を頂いてきた
滋賀県大津市で行政書士をしてる中島です。
知的資産経営のご支援で、岐阜の長峰さんとともに
高島市安曇川のとも栄菓舗さんへ。
毎回違うお菓子を出してくださいます♪
そんなとも栄さんですが、この前の土日に
毎年恒例の創業祭が行われました。
とも栄さんでは年に2回、春の感謝祭と秋の創業祭
という形でイベントをされます。
しかも今年の創業祭は、創業80周年の節目でもありました。
とも栄さんは20名弱の和洋菓子製造販売の会社。
そして、拠点を置く高島市は、人口が約53,000人で、
約20,000世帯の決して大きくない商圏。
高島市も広いので、安曇川に限っていうと、
人口14,000人弱で、5,000世帯。
そんなところでですよ、なんと!!!
2日間の創業祭の来店者数が約2,000人!!
その様子はコチラ↓
【2012創業祭|とも栄菓舗さんのブログ】
で、売上等も聞きましたがその内訳がすごいです。
なんと、売上の6割以上が「とも栄専用商品券」。
とも栄さんでは、値引き販売はしません。
2回のイベントに限って一部割引される程度です。
ただし、このイベントの時だけに、2,500円分の商品券を
2,000円で販売されます。
で、その購入額の平均単価がなんと3万円!!!
つまり、まとめ買いする方も多いってこと。
これはどういうことかというと、わかりやすく言えば
今後もとも栄さんでお菓子を買いますよという宣言です!
大手百貨店じゃあるまいし、凄すぎます!
ホントに地元に信頼され愛されているという証拠であり
一つの指標です。
一言でいえば、地域との繋がり、信頼力、関係性で、
顧客との深い関係という大きな知的資産。
ですが、一言で言い表せない、もっと深い強みです。
別に創業祭だからと言って、目新しい取り組みや
飛び道具があるわけではありません。
そして、そんなに広告を一杯やったわけでもありません。
なのに、、、この秘密は何か。
ある特定の取り組みや強みによるものではなく、
さまざまな工夫や努力、それによって構築されたものが
いろいろ絡み合っています。
これぞまさに知的資産の連鎖です。
決して効率的ではない、むしろ超非効率で
一見不合理な取り組み。
20人規模ではあまりしないような工芸菓子の取り組み。
やっても、4年に1度の全国菓子大博覧会に向けてぐらい。
それを毎年作り続けています。
それ自体が売り上げに直結するものでもなく、むしろ、
時間と労力だけと言ったらなんですが、消費します。
さらに、商品アイテムも豊富ですが、そうしようとすると
通常仕入れて販売する商品も多くなる中、
ここ5年の自家製率の平均が約85%という高さ。
ほとんど手作業の手作りお菓子です。
そのために、製あん機、急速冷凍庫、包あん機など
自家製にこだわった設備投資も行っておられます。
原材料の仕入も、価格の安さで選ぶのではなく、
仕入先との関係を重視した仕入れ。
グレードの高い大衆店といった店舗コンセプトのもと、
子どもからお年寄り、体の不自由な方全てに優しい
店舗作り。
そして何より、お客様というより、地域の方々との
個人ではなく家族というかその家族の歴史までも
ひっくるめたお付き合い。
その他いろんなマネジメントがありますが、
それらの取り組みが結び付いて、地域としての誇りや
付加価値を生み、お菓子を通じて地域の方の生活に
無くてはならないもの、そして潤いと彩りを提供しています。
決算書だけ見ると、原価率とか、減価償却資産は見えます。
しかし、その向こう側にある「意味」は見えません。
この意味を見ずに、いろんな削減をすれば、財務上は
もっといい感じになるでしょう。
だけど、長期的に見れば、この地域との関係性を
失うことになります。
経路依存性による模倣困難性。
この時間をかけて構築されたプロセスは、容易に
真似できるものではありません。
まさに知的資産の神髄です。
とも栄さんの西沢社長・専務は仰ってました。
「悪い部分、改善しないといけない部分ばかり目についていた。」
しかし、自社の強みや良さを把握することで、
守るべきもの、いや、さらに進化させるべきものも
明確に見えてきます。
変わらぬ良さに加え、新しく取り入れてきたもの。
まさに不易流行ではないかと。
会社・店を大きくすることだけが、いいわけではありません。
小さくても太く強くって感じですね。
なんせ、ヘタすりゃ昔の川崎球場でのロッテ×日ハム戦より
多い、創業祭の来店者数ですしね(笑)
また、前回ご提案させて頂いて、調べて頂いたデータがあります。
今後毎月出して、経営指標にされます。
それによると、9月に15回来店購入されている方がいる!
15回って2日に1回ですやん!!
また、お1人の1ヶ月間での購入累計額の最高が66,000円!
1ヶ月に15回行ったり、6万円以上購入されたりって、
愛されてファンになっているお客様がいないと
あり得ない数字ですよね。
地元高島の方々と「ともに栄える」という意味もある
とも栄菓舗さん。
品質にもこだわり、シンプルでありながら華麗なお菓子。
愛と和のもてなして、さらに進化していってほしいと思います♪
さて、明日は、遺言執行関係で信楽へ戸籍等を取りに行き、
夕方からは、夢現セミナー2012に参加してきます。
今日も読んで頂きありがとうござます!!
今日も美味しい和菓子を頂いてきた
滋賀県大津市で行政書士をしてる中島です。
知的資産経営のご支援で、岐阜の長峰さんとともに
高島市安曇川のとも栄菓舗さんへ。
毎回違うお菓子を出してくださいます♪
そんなとも栄さんですが、この前の土日に
毎年恒例の創業祭が行われました。
とも栄さんでは年に2回、春の感謝祭と秋の創業祭
という形でイベントをされます。
しかも今年の創業祭は、創業80周年の節目でもありました。
とも栄さんは20名弱の和洋菓子製造販売の会社。
そして、拠点を置く高島市は、人口が約53,000人で、
約20,000世帯の決して大きくない商圏。
高島市も広いので、安曇川に限っていうと、
人口14,000人弱で、5,000世帯。
そんなところでですよ、なんと!!!
2日間の創業祭の来店者数が約2,000人!!
その様子はコチラ↓
【2012創業祭|とも栄菓舗さんのブログ】
で、売上等も聞きましたがその内訳がすごいです。
なんと、売上の6割以上が「とも栄専用商品券」。
とも栄さんでは、値引き販売はしません。
2回のイベントに限って一部割引される程度です。
ただし、このイベントの時だけに、2,500円分の商品券を
2,000円で販売されます。
で、その購入額の平均単価がなんと3万円!!!
つまり、まとめ買いする方も多いってこと。
これはどういうことかというと、わかりやすく言えば
今後もとも栄さんでお菓子を買いますよという宣言です!
大手百貨店じゃあるまいし、凄すぎます!
ホントに地元に信頼され愛されているという証拠であり
一つの指標です。
一言でいえば、地域との繋がり、信頼力、関係性で、
顧客との深い関係という大きな知的資産。
ですが、一言で言い表せない、もっと深い強みです。
別に創業祭だからと言って、目新しい取り組みや
飛び道具があるわけではありません。
そして、そんなに広告を一杯やったわけでもありません。
なのに、、、この秘密は何か。
ある特定の取り組みや強みによるものではなく、
さまざまな工夫や努力、それによって構築されたものが
いろいろ絡み合っています。
これぞまさに知的資産の連鎖です。
決して効率的ではない、むしろ超非効率で
一見不合理な取り組み。
20人規模ではあまりしないような工芸菓子の取り組み。
やっても、4年に1度の全国菓子大博覧会に向けてぐらい。
それを毎年作り続けています。
それ自体が売り上げに直結するものでもなく、むしろ、
時間と労力だけと言ったらなんですが、消費します。
さらに、商品アイテムも豊富ですが、そうしようとすると
通常仕入れて販売する商品も多くなる中、
ここ5年の自家製率の平均が約85%という高さ。
ほとんど手作業の手作りお菓子です。
そのために、製あん機、急速冷凍庫、包あん機など
自家製にこだわった設備投資も行っておられます。
原材料の仕入も、価格の安さで選ぶのではなく、
仕入先との関係を重視した仕入れ。
グレードの高い大衆店といった店舗コンセプトのもと、
子どもからお年寄り、体の不自由な方全てに優しい
店舗作り。
そして何より、お客様というより、地域の方々との
個人ではなく家族というかその家族の歴史までも
ひっくるめたお付き合い。
その他いろんなマネジメントがありますが、
それらの取り組みが結び付いて、地域としての誇りや
付加価値を生み、お菓子を通じて地域の方の生活に
無くてはならないもの、そして潤いと彩りを提供しています。
決算書だけ見ると、原価率とか、減価償却資産は見えます。
しかし、その向こう側にある「意味」は見えません。
この意味を見ずに、いろんな削減をすれば、財務上は
もっといい感じになるでしょう。
だけど、長期的に見れば、この地域との関係性を
失うことになります。
経路依存性による模倣困難性。
この時間をかけて構築されたプロセスは、容易に
真似できるものではありません。
まさに知的資産の神髄です。
とも栄さんの西沢社長・専務は仰ってました。
「悪い部分、改善しないといけない部分ばかり目についていた。」
しかし、自社の強みや良さを把握することで、
守るべきもの、いや、さらに進化させるべきものも
明確に見えてきます。
変わらぬ良さに加え、新しく取り入れてきたもの。
まさに不易流行ではないかと。
会社・店を大きくすることだけが、いいわけではありません。
小さくても太く強くって感じですね。
なんせ、ヘタすりゃ昔の川崎球場でのロッテ×日ハム戦より
多い、創業祭の来店者数ですしね(笑)
また、前回ご提案させて頂いて、調べて頂いたデータがあります。
今後毎月出して、経営指標にされます。
それによると、9月に15回来店購入されている方がいる!
15回って2日に1回ですやん!!
また、お1人の1ヶ月間での購入累計額の最高が66,000円!
1ヶ月に15回行ったり、6万円以上購入されたりって、
愛されてファンになっているお客様がいないと
あり得ない数字ですよね。
地元高島の方々と「ともに栄える」という意味もある
とも栄菓舗さん。
品質にもこだわり、シンプルでありながら華麗なお菓子。
愛と和のもてなして、さらに進化していってほしいと思います♪
さて、明日は、遺言執行関係で信楽へ戸籍等を取りに行き、
夕方からは、夢現セミナー2012に参加してきます。
今日も読んで頂きありがとうござます!!
知的資産経営セミナーでした
よく分かってくれているのは嬉しい♪
強力連携で知的資産経営のブラッシュアップ支援
ビッグデータを活用した興味深い経営統計
滋賀県事業承継ネットワークのキックオフ全体会議
コンサル at 大野神社(嵐ファンの聖地にて)
よく分かってくれているのは嬉しい♪
強力連携で知的資産経営のブラッシュアップ支援
ビッグデータを活用した興味深い経営統計
滋賀県事業承継ネットワークのキックオフ全体会議
コンサル at 大野神社(嵐ファンの聖地にて)
Posted by こうたん at 00:27│Comments(0)
│知的資産経営・戦略・マーケティング