2010年10月15日 23:59
企業はお客様がいないと存続できないのだから、利益よりも
お客様のことを第一に考えて頑張りましょう、ということに尽きます。
~中略~
「お客様第一」とはドラッカーの言葉を借りれば「社会貢献」ということです。
そもそも、経営の理論なんて経済学と比べれば大した理屈じゃない。
でも経営は実践ですから、頭で理解するのではなく、読者のハートに直接語りかけ、
心の底から納得してもらわないといけない。
~中略~
「似たようなことばかり書いている」と言われても構わない。本質は一つだから。
松下幸之助さんも近江商人もドラッカーも言っていることは同じです。
頭のいい人が陥りがちな失敗は、ハートで受け止めなければならない本質を、
財務諸表と同列の「仕事に役立つ知識」として頭で扱おうとすることです。
それでは部下は決して動かせない。
~中略~
だから同じ話を読んだり聞いたりして、もう一度心を震わせようとする。
いわば演歌と一緒なんです。今まで何がいいのか分からなかった歌が、
ある日突然目覚めてハートにしみる。そうすると今度は繰り返し聴きたくなる。
~中略~
中小企業の社長は全人生をかけて24時間本音でやらないと食っていけない。
だから「ビジネス書」という演歌が必要なんです。