2016年03月11日 23:59
さて。いつもの読書会ではRead For Actionの解説の後にテーマ本の解説をするのですが。
今回は著者の中島さんから、主人公の社長ではなく、なぜ自分が担当したのか、またどのような背景で本を出版することになったのかを語っていただきました。
本の舞台であるリフォーム会社「ジェイジェイエフ」様の知的資産経営コンサルティングを担当され、会社のすべてを把握されていること。
なおかつ客観的視点で本を出したいという社長の思いから依頼があったこと。
また知的資産経営に関する基礎知識などをお話いただきました。
そして、読書会。
今回は「あなたにとってご縁のある人とは?」という問いかけから始まりました。
というのも、この「任せる経営」の内容で一貫して見えてくるのが「人」・・・お客様、社員さん、職人さん、関連会社さん等との「ご縁」について触れられていると感じたからです。
皆さんに本について知りたいことを書き出して、キーワードを拾っていき、お互いに話し合いました。
いつもならファシリテーターが参加者の方の思いや価値観などを質問を通じて引き出していくのですが。
今回は著者の中島さんに1つの質問に対する対話をした後に、実際はどんな背景があったのかをお聞きしました。
そこで感じたのは「本というのは、そこに書かれてある言葉だけでなく、言葉になるまでに関わってきた人とのつながりでできている」ということ。
そして、参加者の皆さんがあげる質問や拾うキーワードが「いま」の自分がフォーカスしていることを表しているんだなってこと。
あらかじめ読まずに読書会に参加するのだけれど、読書会の後に改めて本を読むとたくさん発見があるのが魅力なのかも知れませんね。
今回取り上げた「任せる経営」はキーワードの宝庫。起業家や中小企業の経営者さんなどで交流を深めながら、自社の課題などを探るのに読書会を開いてもいいなあと思いました。